今年(2016年)のプログラム概観

アングレームでは4日間(1月28日〜31日)の会期中、市内20の会場で、展覧会を始め300を越えるプログラム(トークショー、ワークショップ、デッサンライブなど)が予定されています。

 

会場地図

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http://www.bdangouleme.com/medias/2016/documents/2016_plan_web.pdf

 

主なプログラムをフェスティバル公式動画とともにご紹介![仏語・字幕なし]

www.youtube.com

  

HOMMAGE À OTOMO 大友克洋へのオマージュ[0:38〜]

アングレーム国立劇場で2時間、代表作『AKIRA』をテーマにファンとの対話を行う他、仏内外の作家42人によるオマージュイラスト展を開催。

 

L'art de Morris モーリスの芸術(『ラッキー・ルーク』)展[1:14〜]

今年70周年を迎える人気西部劇シリーズラッキー・ルーク』の世界を

作者モーリス(1923-2001)の未公開原画など豊富な資料で振り返る。

 

LASTMAN : UNIVERSE 『LASTMAN』の世界展[1:53〜]

バスティアン・ヴィヴェス、バラック(Balak)、ミカエル・サンラヴィル(Michaël Sanlaville)の共同制作による人気シリーズ『LASTMAN』初の展覧会。

 

Hugo Pratt ユーゴ・プラット展[2:29〜]

ユーゴ・プラット(1927-1995)の名作『コルト・マルテーズ』の作品世界。

昨年、死後20年目にあたり現代作家による新作が発表されている。

 

InterDuck インターダック展[2:56〜]

1980年代から古今東西のあらゆる名画・彫刻を「アメリカの有名なあひるのキャラクター」風味に味づけした作品を発表しているドイツの芸術家集団 InterDuck の展覧会。

 

Jean-Christophe Menu ジャン=クリストフ・ムニュ展[3:12~]

漫画家・編集者・評論家として30年来活躍、フランスにおける「グラフィックノベル」系作品の先鞭をつけた作家の実像に迫る。

 

Phallaina ファレイナ[3:30〜]

マリエッタ・レン(Marietta Ren)によるマルチメディア漫画を初公開。

 

Concerts de dessins  デッサン・コンサート[3:49〜]

バンドの生演奏をバックにゲスト作家が即興で絵を競作。

 

Match d'impro インプロビゼーション・マッチ[4:09〜]

役者と漫画家が組んだチーム同士で対戦。即興で画と演技によるストーリーを互いに披露、レフリーの判定に加えて観客の盛上がりによって勝敗を決するゲーム。

 

Projections(主に漫画原作の)映画上映プログラム[4:22〜]

バンドデシネ原作の新作映画『Paul à Québec』、特別ゲスト・大友克洋が手がけたアニメ作品などを上映。

 

Rencontres プロ作家が出演する各種プログラム[4:48〜]

 

QUARTIERS THÉMATIQUES 協賛企業によるテーマ別スペース[5:16〜]

 

Quartier Jeune Public 子ども向けプログラム[5:20〜]

 

QUARTIER NOUVELLE CRÉATION 新進気鋭作家の展示スペース[5:31

 

Atelier Risographie リソグラフィーのアトリエ[5:41

近年とりわけオルタナティブ系漫画家の間で盛んに用いられている「リソグラフィー」(シルクスクリーン印刷とコピー各々の長所を兼ね備えた)印刷のデモンストレーション。

 

Exposition Shapereader シェイプリーダー展[5:55

イラン・マヌアック(Ilan Manouach)による、視覚障害者向けに考案された作品を紹介。

 

Pavillon jeunes talents「未来の作家たち」パビリオン[6:05

 

QUARTIER ASIE[6:19

日本、香港、台湾を中心にアジアから漫画関連ブースが出展。

 

Exposition Li Chi Tak[6:34

香港を代表する漫画家、利志達(リー・チータッ)展覧会

 

Exposition Hibana[6:38

小学館青年漫画誌・月刊ヒバナ展覧会

 

Photocall Akira[6:51

AKIRA』(大友克洋)に登場した金田のバイクと一緒に写真が撮れるフォトコールスペース

 

ESPACES THÉMATIQUES 協賛企業によるテーマ別スペース[6:53

Espace Cultura キュルチュラ・公式セレクション(年間優秀作品)コーナー[6:59

Espace Caisse d'Epagne ケス・デパーニュ(学生漫画コンクール等)コーナー[7:09

Espace Polar SNCF フランス国鉄(SNCF)ミステリ作品賞コーナー[7:26

 

 

それぞれのプログラムについては、追って個別のエントリでもご紹介する予定です!